日本シリーズ第5戦。
劇的な結末にジャイアンツファンは興奮した。
これでジャイアンツが3勝してリーチだ…
しかし、昨日の勝利はの意味はそれだけではないような気がする。
勝利監督インタビューで、目を潤ませながら(そう見えたが…)原監督は言った。
『必ず北海道で奪回して見せます!』
いままで、『一戦一勝』を合い言葉にしてきた原さんが、よもやの優勝宣言だ。
何が原さんをこうも雄弁にさせたのか…
それは、王手をかけた事だけではないと思うんだ。
今年のプロ野球のメインキーワードは、『WBC』だと思うんだ。
それが、ペナントレースからクライマックスシリーズを経て日本シリーズまで軸となっている気がする。
原さんはジャパンの監督を引き受けた。
人それぞれだから考え方は色々あるかとはあ思うけど、現役チームを率いる監督にとって、あの時期に自チームを見れないのは普通はマイナスに考えるはずだ。
それでも原さんは引き受けた。
そして選手選考…
ドラゴンズ問題。
亀井選出に対しての世間の声。
ここから始まっているんだとオレは思う。
原さんは、その答えを一つ一つ解いていった。
まずは、ジャパンチームの連覇。
次に、自チームのジャイアンツぶっちぎりのリーグ優勝。
そして、CSで中日を叩いた。
それはジャパンの一員として戦ってくれた選手達の選択が間違っていなかったこと、そして自分がジャパンの監督を引き受けたことが正しかったことを証明して見せてくれた。
そしてこの日本シリーズ。
昨日の試合で、亀井、阿部という2人のWBC参加選手が試合を決めてくれた。
原さんは、さぞやうれしかったことだろう。
阿部はともかく、WBCの選手選考でさんざん『なんで?』と言われた、あの亀井が答えてくれたのだから。
今考えると、WBCのあの時点での亀井の選出は、もしかしたら実力的には早かったのかも知れない。
考えすぎかも知れないが、亀井の選出は原監督の唯一私情というか、ジャパンの監督を引き受けた自分へのボーナスなのではないのかな?なんて思ったりもする。
だとしたら、その原さんが期待をかけて”世界”を経験させた亀井が、あの土壇場で結果を出したのだから、感無量ってものだろう。
しかも、同じく”世界”で戦った阿部が試合を決めてくれた…
原監督の、あの『優勝宣言』には、そんな思いがあったのではないのかな。
だから、原さんは今年の日本シリーズを決めなければいけない。
それが、WBCから始まった日本プロ野球のドラマのクライマックスなんだと思う。(ジャイアンツよりの決めつけで、日ハムファンの方には申し訳ないのだが…)
その意味でも、勝負を左右するのはWBC組だと思う。
日ハムで言えば、ダルビッシュに稲葉。
ジャイアンツで言えば、阿部、亀井、そして内海、山口。
ジャイアンツが勝負に勝つには、稲葉だ。
稲葉を押さえろ。
他の選手には甘くなっても、稲葉だけはきっちり押さえろ。
そう言いたい。
そして、明日の先発は、スポーツメディアなどでは先日好投した東野が有力と出ているが、オレは内海だと思う。
なぜなら、”世界”を経験しているのは、内海だから。
原さんなら、そう考えるんだと思うのだが…
結果はどうなるかわからないけど、明日は最高に楽しいエンターテイメントを満喫できそうだ。